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「机に拠る」
鈍色の空はさながら冬の底望む気持も失せて日の過ぐ
絵描きらの腕も及ばじ色の海デジタル画面に溢るる具象
パソコンの画面に虹を捉ふるは視覚細胞数字を見るのか
わが歌に習ひも性も現るる不注意にして愚かしきミス
佐太郎の抒情の歌をごくごくと呑みこみいつか芽吹き青かれ
「応需短歌~佐藤佐太郎の真似」
梅待月上弦八日目冴え冴えと青き夜空の中天の路
小さきもの集めてひとの喜びの木切れや小石宝石お札
動物の眠りに落ちてしばし不動 ガラスの眼(まなこ)開け動き出す
ひとつ鴨水脈(みお)どこまでも乱されぬ江津湖に春は名のみなるらし
恋に落ち活性化せる脳のさま すべてMRIにて見通されている
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「机に拠る」
鈍色の空はさながら冬の底望む気持も失せて日の過ぐ
絵描きらの腕も及ばじ色の海デジタル画面に溢るる具象
パソコンの画面に虹を捉ふるは視覚細胞数字を見るのか
わが歌に習ひも性も現るる不注意にして愚かしきミス
佐太郎の抒情の歌をごくごくと呑みこみいつか芽吹き青かれ
「応需短歌~佐藤佐太郎の真似」
梅待月上弦八日目冴え冴えと青き夜空の中天の路
小さきもの集めてひとの喜びの木切れや小石宝石お札
動物の眠りに落ちてしばし不動 ガラスの眼(まなこ)開け動き出す
ひとつ鴨水脈(みお)どこまでも乱されぬ江津湖に春は名のみなるらし
恋に落ち活性化せる脳のさま すべてMRIにて見通されている
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