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  「日常」
 
憂きことは電脳界に因のあり 蘭の新芽に気を紛らはす
 
夕まぐれ鳥歌満ちて憂ひすらやがて鎮もる 左の世界に
 
さあどんなご褒美もらお 為すべきを一つ果たせり次があれども
 
囚はれの時を去りしに思はずも蟄居の日々を何故か二人居


 
  「コロナ禍と自然」
 
若葉へと陽の差しきたり ヴィールスの増えて強いらる「足るを知る」かな
 
清浄の早緑色の光満ち 影も輝く無人のこの世
 
山盛りのプレゼントあり コロナ禍へ月は大なり空晴れ渡る


 
  「思い巡らす」
 
エナジーが物質として象(かたど)れるひと葉 一石 命の万華
 
彩なせる生命の園に猫と居て天国想へり 「100Kほどかな?」
 
聖霊と物質粒子のつながりの 温き尊き仕組みに依存す
 
無尽なる隠り身(かくりみ)へ我が問ひあまた 一体なれば瞬時の応へ
 
直線の旅路ここまで 透明なる光の残す色と影かな
 
聖霊の中に微量の粒のあり 斯かる吾かと意識を忘る

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