「よきにはからえ」
さえづりが命なるらし歌鳥に さそはれ人もオカリナ響かす
水無月の朝日たゆとふ安息日 身の内清し楽音あるごと
儚きは花の命に非ずかな わが永遠の華密かに薫る
死の刻を心待ちにせん ふと思ひ沸きてひとりの花道踏鞴(たたら)
大小の宇宙の組成 空と色 物理の学に意識も解かれむ
ゴミ捨てに出れば極楽北の庭 涼しとおもふサハラの熱に
あま粒を冷や冷や肌に感じつつ窓より逃がす蜘蛛の一匹
「夏の子」
あさがほの伸びゆく刻を共にして色水作れり倭の子らは
ひまはりを描けば夏が命得て七夕 如雨露 浮き輪にその他
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さえづりが命なるらし歌鳥に さそはれ人もオカリナ響かす
水無月の朝日たゆとふ安息日 身の内清し楽音あるごと
儚きは花の命に非ずかな わが永遠の華密かに薫る
死の刻を心待ちにせん ふと思ひ沸きてひとりの花道踏鞴(たたら)
大小の宇宙の組成 空と色 物理の学に意識も解かれむ
ゴミ捨てに出れば極楽北の庭 涼しとおもふサハラの熱に
あま粒を冷や冷や肌に感じつつ窓より逃がす蜘蛛の一匹
「夏の子」
あさがほの伸びゆく刻を共にして色水作れり倭の子らは
ひまはりを描けば夏が命得て七夕 如雨露 浮き輪にその他
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